2月16日(土曜)、毎月恒例の「エコー研」と「食事会」が行われました。

いつもご紹介していますが、このエコー研は、障害者・健常者を問わず参加していただけるオープンな毎月恒例のミニイベントで、2月は映画『あの夏、いちばん静かな海。』について語り合いました。

この映画は、壊れて捨てられたサーフボードを拾ったことをきっかけにサーフィンに熱中する青年「茂」と、それを優しく見守る「貴子」、どちらも聴覚に障害を持つ恋人同士のひと夏を描いた作品です。

新品のサーフボードを買って仕事も忘れてサーフィンに熱中する茂を叱りながらも陰ながら応援する職場の先輩、茂のひたむきさを見てウエットスーツを譲ったりサーフィン大会への出場を勧めたりして応援するサーフショップの店長など、周りの人々に支えられながらサーフィンが上達していく茂。最初に出た大会は聴覚障害のために呼び出しが聞こえなくて失格するものの、2度目の大会は見事に入選するなど、その努力が実っていったにもかかわらず、最後は…そんな感じの物語です。

また、企画・脚本・監督・編集が、あの「北野武」さんだということでも有名な作品です。

参加者からは「主人公二人にセリフが全くないにもかかわらず、素晴らしい作品になっていて、興味深かった。」「北野武さんの作品だけあって映像がとても美しく、久石譲さんの音楽もとてもよかった。」「ところどころ笑いや“落ち”が入っていて、やっぱり北野さんの作品だなと思った(笑)。」「健常者と障害者との壁が溶けていくところが印象的だった。食事会はメインがスパゲティー・ミートソースで、とても美味しかった。みんなもニコニコしながら食事と会話を楽しんでいた。」などの感想があって、率直に、そして深く語り合うことができました。

 

このように、「エコー研」では、障害の有無にかかわらず、参加者みんなで、深く考えて気持ちを語り合うことがたくさんあります。

少しでも関心のある方は、ぜひ一度ご参加ください!

 

また、「エコー研」のあとは、恒例の「食事会」を行いました。

この食事会は、参加者みんなが無礼講でおしゃべりする楽しい食事会で、もちろんエコー研と同様に、「今までエコーとの関わりが少なかろうと多かろうと障害者・健常者を問わず誰でもウェルカム!」のものです。

 

毎月開催される「エコー研」と「食事会」ですが、その両方またはどちらか一方でも参加できます。障害者と健常者の垣根を超えてのご参加をお待ちしております!