12月2日(土曜)、毎月恒例の「エコー研」と「食事会」が行われました。
このエコー研は、障害者・健常者を問わず参加できるオープンなもので、毎月テーマを決めて行っていますが、12月のテーマは「障害者と教育」ということで、映画『学校Ⅱ』について参加者みんなで語り合いました。この映画は、(1996年公開当時の)高等養護学校を舞台に、教師たち、そして重い障害を持つ生徒と軽い障害を持つ生徒たちの交流・葛藤、就職問題等を入学から卒業までの3年間の出来事を描いた作品です。
「養護学校と長い間生活してきた施設で自分自身が体験したことを思い出して、涙が止まらなかった」「ある教師の上から目線の考え方に腹立たしさを感じ、それに対して、同級生同士の心の交流がピア・カウンセリングの“ピア”の理念に通じるものだと思えて感動した」「教師であろうと、障害を持つ人であろうと、介助者であろうと、“みんな同じ人間なんだ”というものの見方が一番大事なのではないかと思った」「今から20年以上前の作品であるこの映画の登場人物の言葉に『僕たちは障害を持っているから我慢しなきゃならないんだ』というものがあったけれども、障がい者がそう思わされている現実は20年以上経った今でも何も変わらない。それに憤りを感じた。でも、今から20年以上先には、こんな言葉を障がい者が口に出さなくてよい社会になっていてほしいと思った。そして、そんな社会の実現のために自立生活センターが果たす役割は大きいのではないかと強く思った」など、いろいろな視点からの参加者の感想があって、楽しく、そして深く語り合うことができました。

このように、「エコー研」では、いつも難しい話題を“勉強”しているのではなく、いろいろな話題について、参加者みんなで、時には楽しく時には熱く語り合うこともたくさんあります。
少しでも関心のある方は、ぜひ一度ご参加ください。

また、「エコー研」のあとは、恒例の「食事会」を行いました。
この食事会は、参加者みんなが無礼講でおしゃべりする楽しい食事会で、もちろんエコー研と同様に、「今までエコーとの関わりが少なかろうと多かろうと障害者・健常者を問わず誰でもウェルカム!」のものです。

毎月開催される「エコー研」と「食事会」ですが、その両方またはどちらか一方でも参加できます。障害者と健常者の垣根を超えてのご参加をお待ちしております。