全国介護保障協議会では、制度の解説・情報等をHPに掲載しています。
当会HPより2015年7~12月の情報を転載致します。

富山県でも24時間介護保障に(県内初)
24時間介護が1市町村もない県はあと3県に

富山県A市でALS患者のBさんに、重度訪問介護・居宅介護・介護保険を合わせて、毎日24時間の支給決定が出ました。県内の弁護士がBさんの状況を何度も聞き取り(誰もが重度訪問介護等で24時間の介護が必要とわかるような)書類数十枚を作り、重度訪問介護の変更申請に添付する作業を代行しました。
富山県でも24時間保障の市ができたことにより、47都道府県中、24時間介護保障事例のある市町村が1箇所もない県は、石川県などあと3県のみとなりました。(※2015年時)
富山県A氏で24時間の介護制度の支給決定を受けたBさんは、A市周辺でヘルパー事業所を探しましたが、過疎地のため、ALSの重度訪問介護に対応できるヘルパー事業所が1箇所もありませんでした。そこで、介護保障協議会(と広域協会)・ALSさくら会の協働による長崎県壱岐(離島)でのALS支援モデル事業と同様の支援を受け、職安やネットの求人メディアや求人誌で常勤と非常勤のヘルパーの求人を行いました。数か月で、自薦ヘルパーを使った24時間の介護チームを作りつつあります。