2月14日(金曜)から16日(日曜)の3日間、令和元年度の「ピア・カウンセリング集中講座」を行いました。会場は北九州市八幡西区黒崎にある「北九州市西部障害者福祉会館」で、リーダー(講座の講師役)は「自立生活センター あるる」の安原美佐子さんとエコーの井瀬でした。

今回は、昨年度に続いて2泊3日で行いました。参加者は9人(長崎県佐世保市から1人、大分県別府市から1人、行橋市から2人、北九州市から5人)と、エコーが連泊で行った講座の中では最も多い人数でした。年齢も24歳から60歳と幅がありましたし、障害内容も身体の方も精神の方もいて、今回の講座は多様性に満ちていたと思います。

そして、今回の講座は、参加者の皆さんが積極的に発言したり交流したりして、人数が多かったにもかかわらず、とてもアットホームで楽しいものになりました。「講座はリーダーと参加者みんなで作るものだ」ということを深く実感できた今回の講座だったと思います。

 

ピア・カウンセリングは、障害をもつ仲間同士が話を聞き合うことで、お互いに気持ちを分かち合い、本来の力を取り戻していくもので、「ピア・カウンセリング集中講座」は、そのピア・カウンセリングの理論や手法を伝えるものです。

そして、この集中講座を受け終えて初めて、本当の意味でのピア・カウンセリングの「セッション(話の聴き合い)」ができるようになると言われています。

 

エコーでは、ほぼ毎年「ピア・カウンセリング集中講座」を行っています。自立生活センターの活動の中でピア・カウンセリングはとても大事なものと考えているからです。

そして、今後も「ピア・カウンセリング集中講座」を毎年続けることで、ピア・カウンセリングの手法を学んだ参加者の皆さんが「なんでも安心して話せる仲間と場所」を得て、ピア・カウンセリングのセッションを繰り返すことによって、ご自分本来の力を取り戻すことができると良いと、エコーは心から願っています。     (文責  井瀬政裕)