福岡看護大学の「成人看護学 慢性期・終末期看護論Ⅱ(慢性疾患をもつ対象者及び家族の意思決定、障害(疾病)受容②)」講義にて、自分の未来を切り拓くというテーマでお話しさせていただきました。

人工呼吸器を着けて生きる意思決定、自立生活(一人暮らし)選択の意思決定を中心に、今の生活のこと、活動のことなどをお話しました。

医療従事者に望むことは何ですかとの質問に対して、危険(失敗)を冒す(犯す)権利と決定したことに責任を負える人生の主体者であることを周りの人たちが認めることという、自立生活センターの掲げる「自立」の理念をお話しつつ、当事者主体を尊重したケアを行って欲しいとお答えしました。

1年ぶりの訪問でしたが、すごく真剣に聴いてくださる学生さんたちに、たくさんエネルギーをもらいました。

投稿者プロフィール

山口和俊
山口和俊
山口和俊 『人工呼吸器を着けても自分らしく生きる☆』
自立生活2年目(2016.8.20~)/車いすユーザー・呼吸器ユーザー・胃ろうユーザー/障害は筋ジストロフィー
障害の進行により、自分の身体を動かすことも、食べることも、声を出すことも、呼吸をすることさえも難しくなりましたが、介助者の力を借りながら、一人暮らしをしています。人工呼吸器を背負い、新幹線や飛行機に乗って遠出したり、呼吸器ユーザーの地域生活について講演したり、自分の意思で自分の世界を広げながら、日々の生活を楽しく生きています。